柚もなか
田辺市の中心地に、明治40年(1907)以来一世紀以上にわたり作られてきた"もなか"があります。一口サイズの小さな"もなか"で、皮を割ると白豆にすりおろした柚の皮を混ぜた緑色の餡が詰まっている、紀南の銘菓・元祖「柚もなか」です。
きっかけは、柚の活用であり、魚の缶詰工場で技師をしていた創業者が、柚の香りがするお菓子づくりを考えつきました。
難しい柚餡の保存に加工技術を活かし転身したのは、明治40年(1907)のことでありました。
その後、「柚もなか」は、周辺の白浜町などの菓子店にも広がり、紀南の銘菓、和歌山の銘菓の代表となっています。
おけし餅
熊野街道が通る田辺市の中心地に、「おけし餅」の看板を掲げた和菓子店があり、創業は、江戸時代の天保年間という餅菓子で知られるお店です。
名物の「おけし餅」は、丸く平たい直径5センチほどのお餅の表と裏に粒餡をつけたもので、素朴な餅菓子の人気の理由は、塩加減の絶妙さと杵でついたお餅にあります。
名前の由来は、子供の"けし頭"に似ているからといいます。
山祝い餅
江戸時代に関東方面から熊野参詣に訪れた人々は、熊野三山をめぐって田辺の町に入り宿に着くと、無事にお参りを終えたお礼に色々な形の餅をついて神仏にお供えし、相客・同行の人、さらに宿の人にもふるまい、共にお餅を食べて喜びをわかちあったといいます。これを「山祝い餅」と言いました。『紀伊名所図会』等では、その餅つきの様子やにぎわいを絵図で伝えています。
菓子製品取り扱いの協議会会員
会員名 | 住所 | 電話番号 |
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EH製菓(株) | 田辺市城山台6-1 | 0739-26-2311 |
食品加工・販売 CONSERVA | 田辺市龍神村小屋972-36 | 080-4972-3760 |
三徳小西菓子舗 | 田辺市今福町120 | 0739-22-0192 |
七福堂 | 田辺市新屋敷町63 | 0739-22-2541 |
(有)鈴屋 | 田辺市湊15-11 | 0739-22-0436 |
辻の餅 | 田辺市北新町1 | 0739-22-1665 |
ともゑ堂 | 田辺市南新町47 | 0739-22-1260 |
南紀みらい(株) | 田辺市湊1-20 | 0739-25-8230 |
(株)二宮 | 田辺市下屋敷町27 | 0739-22-1001 |
福亀堂 龍の里 | 田辺市龍神村広井原653-1 | 0739-79-0780 |
富美堂 | 田辺市北新町56 | 0739-22-1119 |
文左 | 田辺市高雄一丁目22-9 | 0739-22-9955 |
松屋菓子店 | 田辺市高雄一丁目8-30 | 0739-22-4848 |
まるぜん菓舗 | 田辺市湊19-45 | 0739-24-8047 |
陸平製販 | 田辺市下川下1404 | 0739-63-0115 |